復元率向上の為に

トラブル後、以下の事は実施しないでください。

あきらめないで下さい。

  • 他社で「対応出来ない、復元不可能」と診断された。
    高額な見積で断念せざるをえない。
  • 異音がするのでヘッドクラッシュと言われた。分解が必要と言われた。
  • 市販の復旧ソフトを使ったが復元出来なかった。
  • 水没、落下、分解してしまった。

以上のような内容でデータ復元をあきらめてはないでしょうか?
弊社へお問い合せ頂くお客様のお悩みの中で良くある内容をピックアップしてみました。
データ消失による心身的ストレスのケアも弊社業務の一つですのでお気軽にご相談下さい。

スキャンディスク(9x系)、チェックディスク(NT系)、デフラグ(最適化)の実行

一般的にメディアの状態がおかしくなった時は「スキャンディスク」、「チェックディスク」を
実行するように言われていますが、これらの実行により復元が不可能となる場合があります。
誤操作によりデータを削除、上書きした時等に「デフラグ」を実行すると
復元の可能性を多く失ってしまいますので被害を最小限にする為にも
トラブルメディアへの実行はお控え下さい。
既に実行された場合も復元の可能性は残っておりますので現状を保っておいて下さい。

誤ってフォーマットや削除を行った場合

誤ってデータを削除してしまった場合は、削除を行ったデータはOS上からは見えなくなり
空きエリアとして管理されます。
その状態でパソコンを使用すると、本来データが保存されている場所
(見えないだけの空きエリア)に、新しいデータが上書きされてしまいます。
インターネットを利用するとキャッシュ情報で、パソコンを利用し続けるとゴミ箱、
システム情報、仮想メモリ等で上書きされていき復元率が低下していきますので、
該当する場合は直ちにご利用をお控え下さい。

ハードディスクの分解

ハードディスクは超精密に作られています。
内部はスーパークリーンを保たなければならない特性上、
通常空間での分解は絶対行ってはいけません。
目視で正常な調整が可能なレベルの構造ではありません。
ディスクモーター(スピンドルモーター)の交換等は、
復元不可能な状態に陥る事になりますので絶対行わないで下さい。

ディスクユーティリティ、ツールの実行

失ったデータに対してどの位の価値があるかに比例しますが、
市販されているソフト等を大事なデータが保存されていた
障害メディアに対して安易に実行する事は、絶対お勧め致しません。
復元出来なかった場合は、その費用を無駄にするばかりか
復元の可能性すら失ってしまう場合もございますのでご注意下さい。

水没メディアの乾燥

水害、災害、落下等によりハードディスクが水没してしまった場合は、
その状態のまま湿気を逃がさぬ様ビニール等で密閉し現状維持を保っておいて下さい。
ドライヤー等で乾燥させると内部に浸透した水分が含む不純物等などでプラッタが浸食、
酸化する事により状態が悪化してしまいます。
また通電は電気的リークによる回路損傷や水分を含んだ状態での動作により、
更に状態が悪化しかねませんので絶対行わないで下さい。

様々な修復情報を安易に実行しないで下さい。<

トラブル時の状況は千差万別であり、お客様が直面している状況は
調べた情報と似ているかもしれませんが、完全に一致するとは限りません。
「○○を実行すれば直る」等の情報を実行されたばかりに、
復元率を自ら落としてしまった例を数多く取扱いました。
お気をつけ下さい。

デスクトップモデルの場合

機械知識がある方であれば比較的簡単に取外しが可能ですが、
自信が無い方は本体ごとご送付頂いて結構です。

ノートパソコンの場合

ノートパソコンの場合は分解が困難な機種が多くなっておりますので、
弊社へ本体ごと送って頂ければ、確認・検証いたします。

外付けタイプの場合

外付けタイプの場合は、なるべくケース開封を行わずそのまま弊社までご送下さい。