ハードディスクのトラブルでデータ修復をご検討のお客様はこちらをご参考にして下さい。
- 異音が発生してBIOSで認識されない。
これ以上の状況悪化を防ぐ為にも以後の通電アクセスを一切お控え下さい。
異音が必ず開封作業を余儀なくされる障害とは限りませんが、
初期対応が復元率へ大きく影響いたしますので負荷をかけない事こそが
被害状況の拡大を抑え作業コストにも影響します。
物理的データ修復処置の必要性があると思われますので弊社へ一度ご相談下さい。 - データ読み出し、移動時にアクセスランプが点灯したままでOSがハングアップする。
「インページ操作の実行エラー」、「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です」
等の警告が出てハングアップしたりデータ移動が出来ない場合は、
絶対にスキャンディスク、チェックディスクの実行は行わないで下さい。
無理にアクセスする事でダメージが悪化する可能性があります。
このような症状が出る場合は弊社へ一度ご相談下さい。 - 以下のいずれかのようなメッセージが出てOSが起動しない。
- Invalid system disk
- Fixed disk 0 failure
- Operating System Not Found
- Hard disk read failure - press F1 to retry boot
- No boot sector on hard disk - press F1 to retry boot
- Disk Boot Failure, Insert System Disk And Press ENTER
ハードディスクが正常なディスク情報をBIOSへ送る事が出来ない場合に出る警告です。
無理な操作をなさらず現状維持を保ち弊社へご相談下さい。 - 富士通製MPGシリーズの障害
MPG3102,MPG3204,MPG3307,MPG3409シリーズのハードディスクで
BIOS認識されなくなる障害がございます。
特徴として、「BIOS上で認識されず、アクセスランプが点きっ放しになる」、
「ブルーバックが出てPCが落ちる事があった」、
「通常発生しないような異音(カコン音)が時々出ていた。」、
「ディスク自体作動している気配が無い」等です。障害が悪化する事がありますので、基板交換等は絶対行わないで下さい。
これら障害も対応しておりますので弊社へご相談下さい。 - Maxtor製ハードディスクBIOS誤認識障害
D531X 2R010H1,2R015H1(BIOSで"NIKE"と認識される)
D541X 2B010H1,2B015H1,2B020H1(BIOSで"ATHENA"と認識される)
Fireball3 2F020J0,2F030J0,2F040J0
2F020L0,2F030L0,2F040L0(BIOSで"ARES 64K"と認識される)
DiamondMaxPlus8 6E020L0,6E030L0,6E040L0(BIOSで"N40P"と認識される)基板交換は状態が更に悪化する事がございますので行わないで下さい。
これら障害も対応しておりますので弊社へご相談下さい。 - ハードディスクの水濡れ、水没
火災時の消火活動、水害、液体槽への落下による水没の場合、絶対通電は行わないで下さい。
水分による電気的リークにより最悪の状態へ発展する恐れがございます。また、ドライヤー等での乾燥も絶対お控え下さい。
乾燥により内部混入した水分の不純物が乾燥により侵食・酸化を引き起こし
被害が悪化する場合がございます。
現状のままビニール等で湿気が逃げないようにしておき、
速やかに開封作業にて診断を受ける事をお奨め致します。
保険処理等の場合でも一刻も早く開封診断だけでも受けて下さい。 - デフラグ、スキャンディスク、チェックディスクを実行後、ディスクが破損してしまった
プラッタ(盤面)のキズや不良セクタ等が、デフラグ、スキャンディスク、
チェックディスクの実行により負荷を与えられ悪化してしまった場合が殆どかと思われます。
これらはWindowsから見た管理する上で都合が悪い論理的障害を解決する機能ですので、
物理的な問題は解決出来ません。物理的損傷した箇所に格納されていた論理情報を
無理に改善しようとアクセスを繰り返す為、状態が悪化する原因となります。
このような状況下に陥ってしまっても復元の可能性は十分ございますので諦めず
弊社へご相談下さい。 - 異音が出るがBIOSでは認識する、BIOSで認識するがアクセス出来ない
異音が出ている場合はプラッタ(盤面)のキズ等により、
ヘッドがトラック間を移動する為に必要な情報を取得出来ずに
再読込を繰り返す誤動作の異音が考えられます。初期対応が復元率に大きく影響しますので、以後の通電アクセスを一切お控え下さい。
市販の復元ソフトを利用したり、これらを用いたデータ修復操作は
被害を悪化させる恐れがありますのでご注意下さい。他のPCへ接続してもブルーバック画面が出て落ちる場合や、
OSの起動時間がかかった上にフォーマットを要求してくる場合は、
物理的な障害である可能性がございますので現状維持を保っておいて下さい。
このような障害も対応していますので弊社へご相談下さい。 - 異音(ピロリ、ピロリ、ピロリ音)が出る
Maxtor製ハードディスクの障害でのみ確認される異常音です。
以後の一切の通電をお控え頂き現状維持を保っておいて下さい。
基板交換等では改善されませんので、無駄な支出を抑え
適切な診断を受ける事をお奨め致します。
物理的データ修復処置に対応している施設以外での復元は
難しいと考えられますので弊社へご相談下さい。 - ヘッドクラッシュ、モーター障害判定
ヘッドクラッシュ、モーター障害と思われる場合は、
障害メディアの型式をお控え頂き症状と共にご相談下さい。
ヘッド障害は比較的考えられますが、スピンドル、アクチェーター(VCM)モーター障害は
比較的少ないものです。過去4,000件以上の作業例から該当する症状と処置をアドバイス致します。
異音=ヘッドクラッシュとは限りません。 - BIOSのハードウェアパスワードがかかってしまった。パスワードを忘れた。
BIOSのセキュリティ設定の誤操作によりハードウェアパスワードがかかってしまった場合は、
同一パスワード無しでは解除出来なくなってしまいます。
文字列を憶えていれば良いのですが知らぬ間に施されてしまった場合は、
利用不可能な媒体となってしまいます。弊社では、高度解析処置により通常インターフェースではアクセス出来ない
「トラック0」の解析に対応していますのでこれら障害にも対応しています。 - 領域を開放(FDISK実行)してしまった
OSインストール時によくあるトラブルです。
NT、XP系ではインストール中にドライブ選択を誤って実行してしまった、
9x系ではリカバリーディスクで開放した等様々です。
開放しただけならデータへの被害は少なく復元の可能性も高いですので
お気軽にご相談下さい。 - フォーマット(FORMAT、ローレベルフォーマット)などで削除してしまった
人為的誤操作によるフォーマット、削除は良くあるトラブルです。
完全に近い形で復元するには何もしない事です。
直ちに全ての作業を終了し、電源を切れば被害は最小限に抑えられますし、
復元したデータも良い状態で戻る可能性が高くなります。 - ファイル名が文字化けのようになった、アクセス、移動できないファイルがある
直ちにご利用を止めご相談下さい。
スキャンディスク・チェックディスク・ユーティリティーの実行は
最悪の結果になる事がありますのでくれぐれもご注意下さい。
既に実行してしまっても諦めずご相談下さい。 - 警告が出てアクセス出来なくなった、起動しなくなった
「ドライブ○○のディスクはフォーマットされてません。今すぐフォーマットしますか?」、
「インページ操作の実行エラー」、「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です」
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取る事ができません。」等の
OS上で出る警告や「Operating System Not Found」等の起動時に警告が出る場合は
直ちにご利用を止めご相談下さい。
再起動を繰り返したりすると状況を悪化させる事があります。 - 突然ドライブが見えなくなった
慎重な行動と適切な判断が必要とされます。
突然発生するこれらの症状は、物理的障害が原因である可能性があるからです。
状況の悪化を防ぐ為にも、以後の通電、アクセスを一切控えて
現状維持のまま診断を受けられる事をお勧め致します。 - リカバリCDで上書きしてしまった
バックアップを行なわずに、不安定になったシステムを回復させる為、
システムリカバリCDを実行し、大事なデータを上書き消失したハードディスクからの
データ復元は難しい場合があります。
しかしながら、全ては検証結果次第でございます。諦めずにまずはご相談下さい。 - ドライブスペース破損
PC-9821シリーズ等で活躍したこの機能ですが、
ディスクの大容量化が進み今では利用者も少ない機能になりました。
突発的なファイル圧縮の管理情報の破損でドライブ自体が認識されなくなります。
「ドライブスペース破損」とご相談下さい。 - ウイルスによるデータ消失
年々増加していくウイルスの被害はダメージが大きくなる一方です。
ウイルスの種類によってはデータ復元が不可能な場合もございますが、
諦めず最善を尽くし復元作業を行います。